日本の医療は高度化、複雑化し、保健医療サービスを受ける人々のニーズも多様化してきました。これに伴い、看護職には、高度で実践的な臨床能力と、様々な医療専門職が協働する「チーム医療」での中心的役割を担う能力が求められています。2018年4月に開設する東京医療保健大学千葉看護学部は、確かな情報収集力と倫理感をもとに、時代の変遷に敏感に対応できる創造力を養成し、高度な看護アセスメント能力と看護技術を身に付けるために、自己研鑽し続ける看護職を育成します。
学びのポイント
地域医療機能推進機構との連携による豊富な臨床現場を活用し、
時代と地域のニーズに合う創造力のある看護職を育成
育てたい人材像
4年間で身につけるスキル
専門職としての知識と技術にもとづく自律性の養成
専門知識をもとに確かな看護技術を用いて質の高いケアを提供し、継続的に発展させていこうとする姿勢
チーム医療と地域包括ケアを推進する力の養成
保健医療が提供される仕組みを理解し、サービスを受ける人々を中心として医療者及び他職種と協働しようとするチーム志向性とコミュニケーション及び課題発見・達成能力
さまざまな情報を統合させる能力の強化
起きている現象を多角的にとらえ、専門知識をもとにタイムリーに判断できる力
地域の特性や政策を察知し、ニーズに応える創造力の養成
保健医療サービスを受ける人々に真摯に向き合い、よりよい環境を提案し意思決定を支えるための現状分析と総合判断力
学びのサポート体制
授業は複数分野の教員がコラボレーション
授業は複数分野の教員がコラボレーションしながら展開することが特徴です。例えば、「終生期看護援助論」の授業では、臨床看護学、老年・在宅看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学などの教員が協力して授業を行います。
実習施設
千葉看護学部は、多様なヘルスケアニーズに応えるJCHOとの連携を活かした教育で、多様な環境、あらゆる健康レベルの対象に触れ、看護を考え実践する機会を提供しています。
地域医療を支える次世代の看護師の育成を目指し、JCHOと連携して取り組んでいます。
Point1 JCHO医療職による臨床に重点をおいた講義
Point2 複数のJCHO病院からの奨学金
Point3 JCHO看護職と教員の研究・教育における交流
Point4 急性期から地域連携までを見据え、社会課題を視野に入れた臨地実習
看護が必要とされる様々なフィールドと大学を行き来し人々の暮らしをつなぎ支える実践力を養う
高度急性期から訪問看護等まで幅広い医療を提供するJCHOとの連携・協働を基盤に、大学と様々な看護の場を行き来し、段階を踏んで実践力をつけます。“多様な場で暮らすすべての人”を看護するため、医療と暮らしをつなぐ連携力を高めていきます。
地域交流イベント
地域の方々との交流イベントを船橋キャンパスで開催。健康に関する講演会や、骨密度や血管年齢などの健康チェック、子ども向けのお話会、セルフマッサージ、和歌山キャンパスと連携した和歌山特産品の物品販売などを行いました。地域になくてはならない大学を目指し、学生と教職員が協働して企画から運営まで実施しています。