東京医療保健大学
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立川看護学部 / 看護学科

講義内容

豊かな人間性をもち、あらゆる状況や場で生活している人々に
最善の看護を提供できる“地域から信頼されるNurse”

確かな看護の実践能力をもって将来の看護を発展的に創造しうる看護職を育成するとともに、看護実践能力、災害対応能力、看護を探求する能力を兼ね備えた地域社会の医療・保健・福祉の専門職として地域の人々をも支えていく看護師を育成していきたいと考えカリキュラムを組んでいます。

図:4年間の実習の流れ

詳細内容

看護学体験実習

開講:1年次前期

看護学体験実習では1年次の6月という入学後早期に、健康問題を持つ人々や看護職と実際に接することを通し、学内の講義・演習において学習した看護・人間・健康・環境に対する理解を深めます。
実習は、国立病院機構災害医療センター、国立病院機構村山医療センターで行い、ドクターヘリのヘリポート等の見学を通して災害看護の果たす役割や災害拠点病院の特徴についても学ぶことができるようにカリキュラムを設定しています。

臨床検査学演習

開講:2年次

患者さんの健康状態を的確に把握するためには、診断の基礎的な情報となる臨床検査結果について理解している必要があります。この科目では、病院で行われている下表の様々な検査の目的と原理を、実際に検査を行なうことを通して学び、それぞれの検査で得られる情報について理解を深めます。

臨床検査学演習で扱う内容
病院見学(臨床検査科、放射線科) 組織学的検査
心電図 血液検査
尿検査 放射線検査
染色体検査  

災害看護学Ⅰ〜Ⅲ

開講:1~3年次

立川看護学部では、1年次から3年次にかけて、災害看護学Ⅰ~Ⅲと段階を踏んで災害看護について学べるようにしています。近年の地球環境の変化によって起こりうる自然災害や人為災害の発生時に必要とされる支援の基本的能力を身に付け、将来、災害に伴う支援活動、減災活動の中でリーダーシップを発揮し、限られた資源、体制などの下で、調整能力を発揮できるように学習を深めていきます。

災害看護学実習

開講:4年次前期

災害看護学Ⅰ~Ⅲをはじめとする様々な科目で修得した知識を基盤として災害医療における多職種との協働と看護学の役割機能について考察を深め、災害看護の実践に必要な技術や技能の獲得を目指します。また、災害を疑似体験することにより災害医療を実践する環境を想定し、減災を目的とした事前対策や訓練の重要性についても考えを深めていきます。

災害看護に関する卒業研究

開講:4年次

大学生活の集大成として卒業研究を実施しています。本学部では、災害看護に関するテーマに取り組んでおります。10名前後のグループごとに一つのテーマに取り組み、教員の指導の下、約1年かけて研究論文を作成します。研究成果は学内の発表会で報告するとともに、優れたものについては、学会等で発表することもあります。

令和元年度 卒業研究テーマ
避難所における効果的な清拭剤の検討
~温湯・重曹・竹酢清拭を比較検討して~
被災者の手指衛生方法に関する検討
~一般男子大学生を対象とした手指衛生物品の除菌効果から~
乳幼児と養育者に対する防災プログラムの検討と課題
車中泊における下肢挙上および弾性ストッキングの着用による睡眠の質の改善と、それに伴う疲労感の軽減
首都直下型地震において帰宅困難者のオストメイトが必要とする一時滞在施設の備えの検討
妊婦が地震発生時から待機姿勢をとるまでの安全な移動動作の検討
DMAT看護師におけるメンターの有無と職業キャリア成熟との関連
高齢者の自然災害に対する情報的備えと自己効力感との関連
在宅で生活している精神障害者における防災対策と防災意識の検討
-大学生との比較を通して-
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