東京医療保健大学
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医療保健学部 / 医療情報学科

学科長メッセージ

本学科のめざすところは、医療の質の向上、病院経営管理、
医療連携などの推進を支える人材の育成です。

東京医療保健大学 副学長
医療保健学部 医療情報学科 学科長
石原 照夫 教授

チーム医療・医療連携において医療情報技術者は欠くことのできない一員

医療の世界でも、ITの活用が進められていますが、他の分野に比較してその進みは、遅々としています。それは医療者と情報技術者との間の知識の不均衡が大きいからです。医療のリテラシーを身につけた医療情報通信技術者が求められています。
一方、今日の医療で特に求められているのは、チーム医療による質の高い患者さんのケアと緊密な医療連携に基づく、病気の各フェーズに応じた、患者さんの環境を考慮したケアの提供体制です。チーム医療(多職種協働)とは、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、ソーシャルワーカーなどの多職種の医療人が対等な立場で、病気を治すという目標に向かって各人がベストを尽くすケアです。そのためには、医療情報のリアルタイムの共有が不可欠ですし、質の高いケアを維持するためには、日々蓄積される医療情報から、臨床指標、病院経営管理指標などの評価指標を抽出し、その分析結果を医療現場にフィードバックする過程が必要です。医療連携も、緊密な医療情報のやりとりが肝要です。チーム医療、医療連携のいずれにおいても、医療情報通信技術者は欠くことのできない一員で、その果たす役割には大きいものがあります。

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