東京医療保健大学
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東が丘・立川看護学部 / 看護学科

講義内容

あらゆる状況に対応できる看護実践能力を養う

看護実践能力を身につけた、チーム医療のキーパーソンとなる看護師を育成するためのカリキュラムが編成されています。

図:4年間の実習の流れ

詳細内容

看護学体験実習

開講:1年次前期

看護学体験実習では入学3ヶ月後の7月という早期に、臨床現場の看護活動を学ぶことができます。看護を学ぶ者として現場の医療に触れ、自ら考えることで、これからの学習に対するモチベーションが高まることを期待しています。
臨床看護学コースでは、国立病院機構東京医療センターを実習施設とし、政策医療等の国立病院機構が果たす役割についても学び、災害看護学コースでは、国立病院機構災害医療センター、国立病院機構村山医療センターを実習施設とし、災害看護の果たす役割や災害拠点病院の特徴についても学ぶことができるようにカリキュラムを設定しています。

フィジカルアセスメント

開講:1年次後期

フィジカルアセスメントは患者さんの健康状態を把握するために必要な看護技術です。人体の構造と機能に関する知識を基盤として、フィジカルイグザミネーション等による情報収集の方法、収集した情報の分析・判断について学習します。自分で考え、行動することを大切にしています。

臨床検査学演習

開講:2年次

患者さんの健康状態を的確に把握するためには、診断の基礎的な情報となる臨床検査結果について理解している必要があります。この科目では、病院で行われている下表の様々な検査の目的と原理を、実際に検査を行なうことを通して学び、それぞれの検査で得られる情報について理解を深めます。

臨床検査学演習で扱う内容
病院見学(臨床検査科、放射線科) 組織学的検査
心電図 血液検査
尿検査 放射線検査
染色体検査  

在宅看護学実践論Ⅰ・Ⅱ

開講:3年次後期・4年次前期

在宅看護学実践論Ⅰでは、療養者本人による講義の他、在宅で生活するために必要な最新の医療機器や福祉用具に触れる演習を通して、安心で安全なその人らしい暮らしを支える看護技術を学びます。また、在宅看護学実践論Ⅱでは、学生同士のグループ演習を通して、地域包括ケアシステムの中での看護の役割を学びます。地域で暮らす人々や関連機関・関係職種についての学びを深めることができます。

災害看護学Ⅰ・Ⅱ

開講:2年次後期・3年次前期

災害看護学Ⅰは、災害時の医療・看護活動の基礎を学ぶ科目です。救命救急法をはじめとした災害発生時の救護活動の方法から、災害発生後に中長期的に求められる看護技術と心のケア等の具体的な看護支援方法を学びます。また、広域災害の際の国際医療支援活動についても学ぶことができます。災害看護学Ⅱでは、さらに災害医療のエキスパートの協力を得て、基幹災害拠点病院、日本看護協会での実際の活動やNBC(Nuclear, Biological, Chemical)災害への対応等を学びます。

看護学統合実習

開講:4年次前期

看護学統合実習は、全ての看護領域で学習した知識・技術・態度を統合した実習で4年次の前期に行います。チーム医療を通して患者さんが持つ健康問題を解決するために必要な看護実践能力および看護マネジメント能力を修得する実習です。複数の患者さんを受け持った時の援助の優先度の決定、チームリーダー実習・夜間実習等の体験をします。

卒業研究

開講:4年次

本学部では、大学生活の集大成として卒業研究を実施しています。8~10名のグループごとに一つのテーマに取り組み、教員の指導の下、約1年かけて研究論文を作成します。

臨床看護学コースでは、実験や質問紙調査を通して、看護に関する様々なテーマに取り組んでおります。研究成果は学内の発表会で報告するとともに、優れたものについては、学会等で発表し、表彰などもされることもあります。

臨床看護学コース 平成30年度卒業研究テーマ
放射線に関する不安-看護師に求められること-
女子大生における月経周期と味覚識別能力の関係
看護大学4年次生への「車椅子移乗のポイント伝達学習」の効果
女性の月経随伴症状に対する外陰部の温罨法の効果
医療保健系学生におけるLGBTの認識の関連要因
乳児は母親の声を認識できるか?
シャボンラッピングと足浴の有効性の比較
女性が1人法で行うバッグバルブマスク換気による送気量の検討
-EC法と頬部保持法の比較-
看護系大学生におけるレジリエンスの現状とコミュニケーション・スキルとの関連
幼稚園および保育所を利用する未就学児の母親における子宮頸がん検診と受診要因との関連
高齢者におけるフレイルの有無と社会活動の参加との関連
在留中国人が日本で入院する際の看護ケアに対する期待

災害看護学コースでは、災害看護に関するテーマに取り組んでおります。研究成果は学内の発表会で報告するとともに、優れたものについては、学会等で発表することもあります。

災害看護学コース 平成30年度卒業研究テーマ
医療的ケア児を療育する家族の首都直下型地震を想定した防災対策と課題
災害時の人の健康被害防止に向けた飼い主の備えに関する実態調査
3・4ヶ月児を育てる母親の地震への備えを促す要因
災害時の生活用水に関する意識と利用可能性
-水質調査と看護系学生へのアンケート調査結果より-
避難所における災害支援ナースの自律した活動の認識について
-初めて派遣された災害支援ナースの経験から-
震災時における精神科訪問看護ステーションの備え・取り組みについて
都直下型地震を想定した避難所における聴覚障がい者が必要とする情報と表記方法の検討
災害看護におけるコンピテンシーに関する研究
-東日本大震災において災害医療活動経験のある看護師を対象とした実態調査より-
首都直下地震災害に備える高齢者の避難に関する認識および避難行動とSF-8との関連
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