現代の医療は、日々、高度化、複雑化し、専門化が進んでおり、国民・患者の医療に対するニーズも多様化しております。その一方で、医療の現場では、医師不足に伴う救急医療における患者の受け入れ拒否、産科病棟の閉鎖、ハイリスク妊婦の受け入れ先及びNICU病床の不足等の課題が指摘されるなどの諸問題を抱えております。 また、看護の基礎教育の大学化が急速に進む中で、看護研究教育に係ることのできるスキルを備えた教育研究者の確保も極めて困難な状況にあります。
大学院看護学研究科では、高度な判断力、実践力及び教育研究・管理能力を通して、医療・保健・福祉に対する時代・社会のニーズに的確・迅速に対応し、チーム医療を支えることができる高度実践看護職の育成、また、研究・教育の探求を通して、看護学の発展に寄与することができる人材を育成します。
研究科概要
チーム医療を支える高度専門看護職および
看護の発展に寄与する人材を育成します。
高度実践看護コース【全日制】
思考力・判断力と高度な実践力をもってタイムリーに医療を提供できる「診療看護師(NP)」を育成
■紹介リーフレット
①2年間の道のり ②活躍する修了生 ③充実した実習施設
■教育訓練給付金 明示書
■職業実践力育成プログラム(BP) (様式1)
高度実践看護コースでは、独立行政法人国立病院機構と連携して、医学の知識と高度な実践力を備え、患者にタイムリーに診療を提供できる診療看護師(NP)を育成しています。
2014(平成26)年6月に保健師助産師看護師法が改正され「特定行為に係る看護師の研修制度」が2015(平成27)年10月から施行されました。本コースは指定研修機関として指定を受け、21の特定行為区分すべての特定行為も実施できる診療看護師(NP)を育成します。
高度実践助産コース
病院内外の助産システムに対応できる実践力を備えた専門性の高い「助産師」を育成
・助産師免許取得プログラム【全日制】
・助産師プログラム(有資格者)【金・土曜日開講(2年次実習を除く)】
■紹介リーフレット
■教育訓練給付金 明示書 ※助産師プログラム対象
■職業実践力育成プログラム(BP) (様式1) ※助産師プログラム対象
助産所の減少や産科医不足、高齢出産の増加など、周産期を取り巻く環境が大きく変化する近年、助産師への期待が高まっています。本コースでは、助産師免許取得を目指すプログラム及び助産師の有資格者がさらに高い専門性を身に付けられるプログラムを用意しています。すべての女性が安全で安心な出産ができるよう、周産期医療の質の向上に貢献できる助産師、「性と生殖のキーパーソン」としての役割を果たすことができる助産師を育成しています。
高度実践公衆衛生看護コース【全日制】
住民の健康増進・疾病予防等を支援し、我が国の健康寿命の延伸に貢献
社会の多様な課題に対応できる保健師を育成
■紹介リーフレット
少子高齢化の進展に伴い、社会の中での保健・医療の位置づけや医療職に求められる役割が大きく変化しています。時代の要請として、保健師には住民の自立を支え、健康寿命の延伸に貢献することが求められています。地域や個人の特性に合わせた自立支援を通して,地域住民のヘルスリテラシーを高め,さらには地域のソーシャル・キャピタルを高めることができる保健師の育成を目指します。
看護科学コース【金・土曜日開講】
研究マインドを持って看護基礎教育に関わることができる「看護教育・研究者」「看護管理者」を育成
・看護管理者プログラム(2023年4月開設)
・看護教育・研究者プログラム(2024年4月開設)
■紹介リーフレット
看護科学コースでは、科学的根拠に基づく看護(EBN)を牽引し、看護・看護学の発展・進化およびさらなる質向上に貢献し得る研究能力を備えた看護管理者および看護教育・研究者を育成します。「看護管理者プログラム」または「看護教育・研究者プログラム」の2つのプログラムのうち、専門性や修了後のキャリアプランに応じていずれかを履修します。本コースは金・土曜日開講制であり、働きながら学修しやすいことも特徴です。
- お電話でのお問い合わせ
- 03-5779-5031
- メールでのお問い合わせ
- higashigaoka-po@thcu.ac.jp