Case Study
医療は変わる、想像以上に。その時あなたはどんな医療人になる?

  • 皆さんが社会に出る頃にはきっと、医療のカタチが想像以上に変わっていることでしょう。そんな未来を想像し、医療職にどんな役割やスキルが求められるかを考えてみましょう。
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future1 AIが医療チームの一員になる

  • #超少子高齢社会
  • #医療における人手不足
  • #看護師
  • #データサイエンティスト

チーム医療の現場を支える看護師。その相棒として「AI」の活躍が期待されています。AIを搭載したウェアラブル端末を身につければ、患者さんの症状別に適した処置をアドバイスしてくれます。また、話した内容が自動で文字化されるので、看護記録も簡単に作成可能。DXで業務の負担が減り、より患者さんに寄り添った看護ができるようになるのです。それから、未来のチーム医療には「医療情報」の役割がますます大きくなっていくと言われています。電子カルテなどのビッグデータの解析をAIで行うデータサイエンティストの存在も、今後さらに求められていくでしょう。

future2 医療もグローバル化の時代へ

  • #増える外国人・外国人旅行者
  • #看護師
  • #管理栄養士
  • #多言語対応
  • #異文化理解

医療全体で今、あらゆる人の「多様性」を理解することが求められています。近年特に増えているのは外国人の患者さんです。そこで医療スタッフに必要となるのが、言語や文化、宗教などの違いを尊重した細やかなコミュニケーションです。例えば、処置を行ううえで多言語での案内ができたり、その国のマナーに配慮を行える看護師。宗教上食べられない禁忌食品に配慮できる管理栄養士などへのニーズが高まっていくでしょう。様々なバックグラウンドを持つ外国人患者さんが、安心して医療を受けられる体制づくりが大切です。

future3 病棟から地域へと活躍の場が広がる

  • #予防医療
  • #在宅医療
  • #地域完結型の医療
  • #看護師
  • #臨床検査技師

進化を遂げつつある在宅中心の医療。「地域包括ケアシステム」を構築すべく、医療に関するあらゆる職種が在宅医療を担う未来もすぐそこまできています。DXが進むこれからは、訪問看護師が患者さんの身につけたヘルスケアデバイスのデータを管理するケースも出てくるでしょう。臨床検査技師はPOCTデバイス(簡易検査のできる機器)を活用し、在宅で血液検査を行うことも可能になります。地域全体でデジタルを活用して各職種が連携できれば、住み慣れた場所で医療を受けられる「その人らしい生き方」を支えられるはずです。

future4 先端技術で「個別化」する医療・健康future4

  • #進む個別化医療
  • #DNA解析
  • #臨床検査技師
  • #看護師

一人ひとり異なる遺伝情報をもとに、がんや難病などの克服を目指す「ゲノム医療」の研究が急速に進んでいます。これからは医師だけでなく看護師にもゲノム医療の知識が求められるでしょう。臨床検査技師は最新のゲノム情報解析装置「次世代シークエンサー」を扱うスキルが求められます。

  • #食のパーソナライズ化
  • #管理栄養士

また「食」の面でも個別化は進みます。健康状態や嗜好に応じたオーダーメイドな食事を提供できる「3Dフードプリンター」を使えば、色や食感、香り、栄養などを調整可能。離乳食や介護食はもちろん、一人ひとりが満足できる食事を作る役割が管理栄養士には期待されるようになります。

future5 非常時を支える医療チームが活躍

  • #首都直下型地震
  • #南海トラフ地震
  • #救命救急
  • #災害医療
  • #看護師
  • #管理栄養士

大規模な地震や豪雨災害などが起きたときには、平常時の医療とは異なる緊急対応が求められます。スピード感を持って被災地での救急処置にあたるのは「DMAT/災害支援ナース」。迅速な判断力や情報収集のスキルが求められます。それから、避難所での炊き出し支援や栄養物資のマネジメント、食生活のサポートを行うのが「災害支援栄養士」。他にも様々な医療スタッフたちが連携し合い、チームとして災害時の支援活動を行うことがこれからますます重要なものになっていくでしょう。

医療の変化に立ち向かうために必要なチカラとは?―東京医療保健大学 5つの学びの特長— 医療の変化に立ち向かうために必要なチカラとは?―東京医療保健大学 5つの学びの特長—

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  • 医療の専門職+αの強み

    東京医療保健大学では・・・学生それぞれの希望の進路に合わせ、専門性の高い学びを提供しています。看護分野での一例としては「災害医療」「地域包括ケア」「国際看護」「ヘルスデータサイエンス」などが挙げられ、培った強みは病院だけにとどまらず、施設や民間企業でも活かせる力になります。

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  • チーム医療で活躍するためのスキルチーム医療で活躍するためのスキル

    東京医療保健大学では・・・チーム医療で必要な「協働する力」や「発信力・傾聴力」を身につけられるよう、すべての学部のカリキュラムにはグループワークを豊富に取り入れています。特に医療保健学部では、看護学科・医療栄養学科・医療情報学科の3学科が合同で行う5日間の協働実践演習があり、多職種と連携するチーム医療を体験できます。

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  • 「IT×医療」の基礎知識

    東京医療保健大学では・・・あらゆる医療職に、医療データを扱うスキルが求められる時代を見据え、 「医療DX人材」の育成を強化中です。 デジタルツールを活用できる看護・栄養のスペシャリストや、ヘルスケア産業のDXを推進するデータサイエンティストを育てるため、高い情報技術と医療の知識を持った専門教員が講義を行います。
    ※本学の「ヘルスデータサイエンスプログラム」は文部科学省より
    「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されました。

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  • 「理論×実習」で磨ける実践力「理論×実習」で磨ける実践力

    東京医療保健大学では・・・地域の基幹病院との密な連携により、医療現場の最前線で実習を行うことができます。どのキャンパスも近隣に実習病院があるため、実習後は再び学内に戻って振り返りを行い、すぐに学びを深められるのが強みです。座学で得た知識と現場での経験をともに活かし合う「往還型学修」で、実践力を養いましょう。

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  • 豊かな人間性と学び続ける姿勢豊かな人間性と学び続ける姿勢

    東京医療保健大学では・・・どれだけ医療が進歩しても必要とされる「いのち、思いやり、絆、愛」を尊重する心を育む教育(リベラルアーツ)を大切にしています。さらには大学院も開設し、医療職としてのキャリアアップや研究者・教育者の道を深めるために、生涯にわたり学び続けられる環境を用意しています。