東京医療保健大学
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社会人講座

社会人講座

感染制御学教育研究センター概要

医療現場における感染制御の実践や感染制御に関する研究を行う上で、微生物(細菌やウイルス等)の性状と、消毒薬や洗浄・消毒・滅菌機器の性能及びその使用方法について正しい知識を持つことが大切です。感染制御について基礎研究から医療現場までを網羅的に教育・研究・普及を行う場が必要となります。当感染制御学教育研究センターでは、各領域の専門家の持つ技術や知識を集約して、感染制御に携わる人材の育成から機器開発までを網羅した取り組みを行うとともに、認証適合などに必要な科学的評価研究を実施し、良質な医療の構築に寄与することを目的として、新時代の感染制御に向けた教育研究に取り組んでいます。



A. 実践的教育の推進

感染対策チームの構成員は、対策の対象や方法が多岐の領域・分野にまたがるため、感染対策に対する正しい知識と技術・方法を熟知する必要があります。そこで、感染対策を行っている現場に即した技術支援を行うために、当センターでは2つの社会人講座(感染制御実践看護学講座と感染制御学企業人支援実践講座)を開設しています。

1.感染制御実践看護学講座
本講座は、感染防止対策加算(感染対策向上加算)の施設基準のひとつである「適切な研修」として、厚生労働省より認められています。本講座修了生には修了証を授与するとともに、「感染制御実践看護師」の認定証および学校教育法第105条に基づき履修証明書を付与します。また、本講座は文部科学省の「職業実践力育成プログラム(BP)」に認定されており、学業継続のための支援を受けることができます。

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2.感染制御学企業人支援実践講座
本講座は、企業等で感染制御に関する業務に携わっている方や医療機器や医薬品等の製造・販売に関連する企業人を対象に、感染制御学の基礎と最新の情報や医療現場の取り組み状況などを学ぶ実践的な教育講座です。本講座修了生には修了証を授与します。

感染制御学企業人支援実践講座の概要・募集はこちら

B. 基礎研究の推進

洗浄・消毒・滅菌機器や消毒薬等は、その使用対象や使用目的により使い分けられていますが、これらは殺菌効果を求めるだけではなく、使用者に対する安全性を確保することが必要であり、最終的には自然環境に対する影響までを考慮する必要があります。当センターでは、微生物を用いた各種試験や、機器分析等による性能評価、感染制御に関する新たな技術開発などの基礎研究に取り組んでいます。

さらに、当センターでは、感染制御に関連する企業との連携を感染制御の発展における重要な事項として位置付けています。当センターの研究を基軸に、臨床現場で感染制御業務にあたる医療従事者や、企業等において感染制御関連業務に携わる方々への支援を行うとともに、臨床現場に活かせる研究として各企業や研究施設等と活発に共同研究を行い、産学官連携を推進しています。

・相談窓口
 MAIL:kenkyo@thcu.ac.jp

C.「医療関連感染」誌の刊行

感染制御に関する定期刊行物として、「医療関連感染(Journal of Healthcare-associated Infection, JHAI)」を年2回発行しています。医療関連感染の各領域に関する総説、特集、原著論文、短報、報告、実践報告等を掲載するとともに、本学大学院感染制御学領域の大学院生の研究成果や感染制御実践看護学講座修了生の活動報告の場としても活用しています。

編集委員長:森屋恭爾
編集委員:岩澤篤郎、遠藤博久、大久保憲、梶浦 工、木村哲、菅原えりさ、松村有里子、吉田理香

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